急な訃報が

2006年6月24日 バカ一代
またあった。

随分と御世話になっていた、大手企業を定年退職された部長の御子息がバイク事故で即死との事で、享年23歳の若さだ、、、

慌てて、その「もとボス」の自宅へ向かい話をする。
もとボスは「なったものはしょうがない、何を言ってもどうにもならん」と努めて気丈に何度も言っていた。

一人息子で事実上、跡継ぎを失ったかたちとなってしまったのに、おれの前ではそんな素振りも見せずいつも通りに振る舞うのを見て、凄く胸が苦しくなった、、、

「バイク」ってのは誰にでも十代の煌めきを、手軽に顕現させてくれる大人の玩具だ。
だが気を抜くと一瞬のうちに命を持って行かれる獰猛なマシンとなる。

おれもそうだが何度怪我をしても、またハンドルを握っちまう。
まったく刹那の狭間に快感を求めるバイク乗りは、とことん親不孝で我儘な生き物だぜ。

この知らせのすぐ後に、おれのバイクの修理が終わったと16歳の頃から世話になってるバイク屋から電話があり、複雑な気持ちになっちまった、、、

もとボスには「もう乗るんじゃねえ!」と強く諭されたが、、、
男一匹バカ一代、今宵も一人先に逝ったバイカーを偲んで飲む、押忍。

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