帰宅中の阪急電車に揺られていると、途中の駅でドアが開いたときに
何故かハグロトンボが乗車してきた。

真っ黒なメスだったので、ゆらゆらと飛ぶ様に女学生の黄色い叫びが
上がる。

悲鳴に驚いた訳でも無いと思うが、わしの居る場所からどんどん遠く
へ行ってしまった、叩かれて潰されなかったら良いなあ。。。
と思っていたら、3駅ほど進んでわしの下車する駅に着いたときに、
ちゃんと戻ってきてわしの側の窓枠にとまった!

「おお! ちゃんと助けてくれる人がわかってんのか!」
とウソのような偶然に感激しつつ、そっと羽根を摘んで捕まえる。
見るともう羽根はボロボロで、一生懸命生きる小さな命の懸命さが
伝わってくる。
この急激な温度差にて小さな生き物達は、かなりのDamageを受けたと思う。
これら異常気象も、みな人間のEgoismに依るものだ。

改札を出て早足で河川敷に向かい、適度な低木にとまらせてあげた。
男一匹バカ一代、また来年ここで産卵した子孫が子供達を楽しませて
くれたり、生態系の礎となるよう願いを込める、押忍。

コメント

なおっち
2010年9月29日8:00

ミリ$カズさん、感動したよ~!!!

トンボちゃんがミリ$カズさんのところから遠くに行っちゃったと読んだ時には「ああ、トンボを気持ち悪いと思う人達に殺されちゃったのかなあ?」と思って心配しました。
でも、トンボちゃんはミリ$カズさんのところに戻ってきてくれたんですね☆
うん、きっと「ちゃんと助けてくれる人が分かっていた」んですよ!!!

そして、私ならきっと駅の構内あたりで放していただろうに、河川敷まで行って放してあげたんですか?
もう、感動モノです~!!!

羽がボロボロっていうのがちょっと心配だけど、うん、きっとトンボちゃんの子孫はまた来年戻ってくるよ♪

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2010年9月30日22:55

 おお♪ !(^^)!
 なにやら昔話のよーな、「良いお話」ですぅ~♪♪

ミリ$カズ
2010年10月3日8:11

なおっちさま、桐さま、コメント有難う御座いました。
降車駅が阪急宝塚駅だったので、河川敷が近いのも幸いでした^^
 
また、振り返ってみると悲鳴を上げたり、露骨に嫌な顔をする人たち
が居たにも関わらず、はたき落とされたり潰されたりしなかったのは
みんな心のどこかで巧く脱出してくれたら。。。といった願望が有っ
たのかも知れませんね。
 
日本民族の「弱きを助ける心」、確かに根付いています。と勝手に
解釈してみるwww
この国もまだまだ捨てたモンじゃねえな、押忍!


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